関根電気は、スーパーマーケットや老人福祉施設、保育園などの大型施設の電気工事をメインにしていますが、施工した建築物に最初の明かりが灯る瞬間は、いつも感動を覚えます。
クライアントのニーズを丁寧に汲み取り、設計士が図面に起こし、多くの施工業者が協力し合い、もともとは何もなかった場所へ大きな建築物を構築。そして最終的に、建築物の目的に最適な機能を稼動させるのものが電気です。
照明が屋内を照らし、設置された設備が正常に動き出すことで、建築物は完成します。電気工事とはまさしく「建物に命を吹き込む仕事」なのです。この感動をいつも味わいたいからこそ、どんなに難しい現場でも「私たちは最善を尽くして頑張ろう」というモチベーションで頑張ることができます。
私たちの仕事である電気工事は、新しい科学技術の開発に伴い、絶え間なく進化しています。例えば、これまでの蛍光灯からLED照明への転換も、その一つ。LED照明は、耐久性や消費電力など多くの利点を持っていますが、LEDの特性を考慮した設置方法が求められているのです。
また、東日本大震災以降、建築物の耐震性が、社会的にも重要視されています。電気設備も万が一の災害発生時に、どれだけ安全性を確保できるかが大きな課題。こうした時代の流れに対応するためには、これまで私たちが培ってきた知識と技術を継承しながら、さらに新しい分野にチャレンジする熱意を持った人材が必要不可欠です。これからの関根電気を創っていくのは、次代を担う若い社員たちだと、私たちは確信しています。
正直なところを申し上げて、私は厳しいだけの上下関係があまり好きではありません。もちろん現場での安全を確保するために、規律ある上下関係は絶対に必要です。しかし現場での作業を終え、会社に戻ってきた時には、立場やキャリアに関係なく誰もがフレンドリーに話せる雰囲気を大切にしたい。そう考えています。
大変な仕事だからこそ、楽しく働ける環境が必要。会社として良い仕事を遂行し続けるためには、全社員が一つになって作業へ取り組まなければなりません。社内でのコミュニケーションを綿密にはかり、互いに信頼できる関係性を築くことが、安全と効率を兼ね備えた仕事を生み出します。
若い人たちが伸び伸びと仕事に打ち込める、そういう風通しの良い社風を整えること。それこそが、これから関根電気をより一層、発展させる原動力に結び付くと、私は信じています。